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書籍紹介
論集
現実と言語の隙間
文学における曖昧性
著者 | 安藤 聡 ・ 鈴木章能 編著 |
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松本一裕・大木理恵子・大和久吏恵・加藤麗未・常名朗央・関戸冬彦・瀬上和典・平沼公子・山木聖史 著
言語はどこまで事実を忠実に写し取って伝えられるのか。「現実と言語の隙間」をテーマに編まれた,松本一裕教授の退職を記念して刊行された論文集
判型・頁数 | 四六判上製・206頁 |
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定価 | 本体2,800円+税 |
ISBN | 978-4-7553-0428-6 |
出版年月 | 2022年3月 |
目次
特別寄稿
「現実の非現実性」について
ティム・オブライエン 『父さんの、 たぶん本』 における虚実・言語・沈黙
・・・松本 一裕
1. 危機と言語
― 戦間期文学としてキャサリン・アン・ポーターを読む・・・加藤 麗未
2. 他者の苦痛を目撃すること
―ラルフ・エリスンの 「広場のパーティー」 における言語の限界・・・平沼 公子
3. 小説における語りの円環と時間の超越
―『ライ麦畑でつかまえて』 と 『異邦人』 を対比して・・・関戸 冬彦
4. ウィリアム・ゴールディングの後期作品における曖昧さ・・・安藤 聡
5. 願いを叶えるためのコミュニケーション
―「パディントン」の世界において、願いを叶えるための構造を探る
・・・大和久 吏恵
6. 長崎の使い方
―カズオ・イシグロの『遠い山なみの光』・・・鈴木 章能
7. カズオ・イシグロ『日の名残り』 と 「信頼できない語り手」
―対話を通じたポリフォニーの可能性について・・・常名 朗央
8. 忘却から記憶を救い出せるか
―カズオ・イシグロ 『忘れられた巨人』・・・山木 聖史
9. 絵に描いた餅、 空に浮かぶパイ・・・大木 理恵子
10. 「耳なし芳一」における怨霊とトラウマについて・・・瀬上 和典
あとがき